塾長ノート

if と when の違い

仮定している if と、起こる前提で待つ when

if と when は、どちらも日本語では「〜したら」と訳されることがあります。

たとえば、

If he comes, what should we do?
When he comes, let's decide the plan.

どちらも日本語にすると、

彼が来たら……

と訳せます。

ただし、この二つは同じではありません。

日本語の「〜したら」がかなり広い表現なので、そこに引っ張られると if と when の違いが見えにくくなります。

ここがやっかいなところなんですよね。

if は「来るかどうかわからない」

まず if から考えてみます。

If he comes, what should we do?

これは、

もし彼が来たら、どうしよう。

という感じです。

ここでは、彼が来るかどうかは決まっていません。

来るかもしれない。

来ないかもしれない。

その不確かな状況を前提にして、

もし来た場合はどうするか

を考えています。

つまり、if は「そのことが起こるかどうかはまだわからない」という感覚を持っています。

when は「来ることが前提」

一方で、when は少し違います。

When he comes, let's decide the plan.

これは、

彼が来たら、予定を決めよう。

という感じです。

ここでは、彼が来ることはある程度決まっています。

あとは、いつ来るかという問題です。

だから when は、

そのことが起こったタイミングで

という感覚になります。

つまり、when は「起こるかどうか」ではなく、「起こるタイミング」に注目している表現です。

日本語の「〜したら」が広すぎる

ここで問題になるのが、日本語の「〜したら」です。

日本語では、

彼が来たら、どうしよう。
彼が来たら、予定を決めよう。

どちらも自然です。

でも、この二つの「来たら」は、意味が少し違います。

一つ目の、

彼が来たら、どうしよう。

は、彼が来るかどうかがまだわからない感じです。

もし来た場合を想定しています。

だから英語では if が自然です。

If he comes, what should we do?

一方で、

彼が来たら、予定を決めよう。

は、彼が来ることが前提になっています。

来ることは決まっていて、そのタイミングで予定を決める。

だから英語では when が自然です。

When he comes, let's decide the plan.

日本語では同じ「〜したら」で言えてしまう。

でも、英語ではそこを if と when で分けます。

ここが大きな違いです。

if は条件、when はタイミング

かなり大ざっぱに言えば、

if は条件。
when はタイミング。

です。

if は、

もしそれが起こった場合

を表します。

だから、起こるかどうかはまだ決まっていません。

一方で when は、

それが起こったとき

を表します。

つまり、起こることは前提で、そのタイミングに注目しています。

この違いがわかると、かなり整理しやすくなります。

雨の例で考えてみる

もう少し例を見てみます。

If it rains tomorrow, we will stay home.
When it rains tomorrow, we will stay home.

一つ目の if は自然です。

もし明日雨が降ったら、家にいよう。

という感じです。

明日雨が降るかどうかは、まだわかりません。

降った場合は家にいる。

だから if が自然です。

一方で、

When it rains tomorrow, we will stay home.

は少し変です。

when を使うと、明日雨が降ることが前提になります。

もちろん、天気予報で雨が確実だとわかっている場面なら、言えなくはありません。

ただ、普通は明日の雨はまだ確定していません。

だから、こういう場合は if の方が自然です。

帰宅の例で考えてみる

逆に、when が自然な例も見てみます。

When I get home, I'll call you.

これは自然です。

日本語にすると、

家に着いたら、電話するよ。

という感じです。

ここでは、家に着くことは前提になっています。

あとは、いつ着くかというタイミングの問題です。

だから when が自然です。

もしこれを、

If I get home, I'll call you.

とすると、少し変な感じになります。

まるで、

もし家に帰れたら、電話するよ。

という感じです。

何かトラブルがあって、家に帰れるかどうかわからない。

そういう特殊な状況なら if もありえます。

でも、普通に「家に着いたら電話する」と言いたいなら、when が自然です。

日本語訳だけで覚えるとズレる

if と when の違いは、日本語訳だけで覚えるとかなり危ないです。

if も when も、日本語では「〜したら」と訳せることがあります。

でも、英語では見ているものが違います。

  • 起こるかどうかわからないなら if
  • 起こることが前提なら when

です。

日本語の「〜したら」は、仮定にも使えるし、時間にも使えます。

だから便利です。

でも、便利すぎるからこそ、英語にするときに迷います。

英語では、そこを if と when で分ける必要があります。

迷ったら「本当に起こる前提か」を見る

if と when で迷ったら、

それは起こることが決まっているのか。

を考えるとよいです。

まだ起こるかどうかわからないなら if。

起こることは前提で、タイミングだけを言いたいなら when。

たとえば、

彼が来たら、どうしよう。

これは、彼が来るかどうかわからない。

だから if。

If he comes, what should we do?

一方で、

彼が来たら、予定を決めよう。

これは、彼が来ることが前提になっている。

だから when。

When he comes, let's decide the plan.

日本語では同じ「来たら」でも、英語ではかなり違います。

まとめ

if と when は、どちらも日本語では「〜したら」と訳されることがあります。

でも、意味は同じではありません。

if は、起こるかどうかわからないことを仮定するときに使います。

If he comes, what should we do?
もし彼が来たら、どうしよう。

ここでは、彼が来るかどうかは決まっていません。

一方で、when は、起こることが前提になっているときに使います。

When he comes, let's decide the plan.
彼が来たら、予定を決めよう。

ここでは、彼が来ることは決まっていて、そのタイミングで何をするかを言っています。

つまり、

if は仮定。
when は起こる前提。

です。

日本語の「〜したら」は意味が広いので、if にも when にもなります。

だからこそ、英語にするときは、日本語訳ではなく、

それは本当に起こる前提なのか。

を見る必要があります。

ここを意識すると、if と when の使い分けはかなりわかりやすくなると思います。

Feedback

この記事は参考になりましたか?

よろしければ「参考になった」を押してください。今後の記事づくりの参考になります。

0件のリアクション